ツアー最終日の朝
さあ、泣いても笑っても今日が最後。台北の松山駅までの86km。
毎日あんなにしんどかったけど、今日で終わりかと思うとやはりさみしい。朝のストレッチもこれがラスト。

出発すると間もなく、海沿いの道へ。そばに山が迫っていて、四国は香川で言うところの、坂出と高松の間の道のような感じ。サーフショップもあって、どうやらサーフィンのポイントのようだ。

最初の休憩は、海沿いの駐車場。こりゃ絶景だ!みんな写真をお互いに撮りまくる。自分たちもいつも先導してくれる底抜けに明るいガイドさんと一緒に写真を撮ってもらう。

北関海潮大客車停車場
よく後ろを付かせてもらった、eバイクの台湾ご夫婦はどうやらアウトドア好きなようで、対岸に見える島をさして、いろいろ教えてくれる。亀の形のようで、その名も亀山島(なんだかネーミングは日本と変わらないですね)。船で行くことができて、トレッキングができるらしい。

亀山島をバックにみんなで集合写真!

そこからまた海沿いの道を暫く行って、ちょっとしたアップダウンを繰り返しから、車道を外れてさらに海沿いの自転車道へ。

ちょっと走ると、観光客が大勢いるトンネルが見えてきた。

舊草嶺隧道南口
そうか、ここが廃線跡のサイクリングスポットだ!日本統治時代のレンガのトンネルをしっかり写真に収めて、いざ出発。
明かりはあるけど、当然真っ暗!涼しくて気持ちいい!

狭いトンネルなので、自転車がすれ違うのでちょうどいいサイズ。反対側からもレンタサイクルと思しき観光客とたくさんすれ違う。
いや、それにしても長いな…。後で見ると2km以上あったそうな。
トンネルを抜けてしばらく行った所で、大きなお宮で休憩。

徳心宮
今日の休憩スイーツは、宜蘭のロールケーキ(タロイモ味とバニラ味)、そしてフルーツはグァバ。どれもおいしゅうございました。

ランタン上げの十分へ
さあここから、ランタン上げの十分に向かいます。おっと、ここに来てまあまあな登り。大きな道路のワインディングロードが見えてくる。あれ?今までこんなにキツイ勾配あったっけ?
結局250m近くの標高(麓の街からは150mほど?)を、実は今回のツアーで最もキツイ勾配だったようで、なんとか登り切りました💦

平雙隧道の手前
トンネル手前のほぼ頂上で、後から来る人たちをみんなでお出迎えしての記念写真。

そこからはトンネルを通って、しばらくは下り基調。でもそこからアップダウンしながら少し登って十分へ。
おー!もう飛んでいくランタンがたくさん見える!!

いい感じのカフェに到着して、ここでお昼

平渓十分 楼仔厝咖啡民宿
みんなで一つのランタンに願い事を書いて…。個人的には、アメリカ人ご夫婦のカラダのゴツいご主人が「same power less weight!」と書かれていたのがツボでした。

そしてお一人めちゃくちゃ達筆な人がいるな、と思ったら、いつもバッチリ決めて写真を撮られる台湾人ご夫婦の奥さま。なんと彼女は書道の先生が本業だそうな!そりゃ達筆な訳だ。
そこからしばらくは自由時間。すぐ側を通る電車を見ながら、お買い物。

自分はピーナッツアイスロールを食べて、線路でランタン上げをする人たちをウォッチングしたり。
さて出発前にランタンに火入れして、飛んでいくランタンをみんなで見送りました〜。

さて、ここからは一路台北へ。しばらくは下り基調。でも、あれ?後続がなかなか来ないなぁー、としばらく待っていると、間違えて道を誘導してしまったらしく、余計なヒルクライムをしてたらしい😆
誰1人怒らずに笑い話にされてるところが、台湾人のそしてチャリダーの懐の深さですな〜。
最後の休憩ではスタッフも入って、道行く人に頼んで記念写真。いやー、ほんとスタッフのみなさんのおかげで楽しく走ることに専念できました!

百福圳頭福徳宮
いよいよゴーーーーール!
さあ、そこからはいよいよ台北市内に入ってくる。先には台北のランドマークである、101が見えてきた!心なしかペダルを踏むのに力が入ります。
さあ、そしてとうとう出発地点の松山駅に戻ってきました〜!!
松山駅
ゴールだとしても変わらないこと、そうクールダウンのストレッチです。
毎日朝と夕方にやっていると、スタッフVさんの中国語での1,2,3,4の声掛けでやるこのストレッチが、完全にルーチンになってるんですよね。それもこれで終わりかと思うと少し寂しい。

最後のブリーフィングはスタッフを束ねるSさんから。今日はこれまでの9日間、その日ごとにこんな所を走ってきたよね、こんなことやったよね、と振り返ってくれました。
つい数日前のことでも、ああそうだった!と思い出しながら思い出に浸ってました。
そしていよいよ完走証とメダルの授与!でも、スタッフから渡されるのではなく、ランダムに渡された他の参加者に渡し合う、というやり方。

いや、これもなかなか良かったです。お互いに健闘を讃え合いながら、メダルを掛けて完走証を渡し合いました。

完走証の写真はこちら。いやー、その場で渡してもらえるなんて、粋ですよね。

9日間一緒に同じ苦労をした参加者とスタッフの皆さんとは、お互い名残惜しいけど、写真を一緒に取り合ったりして、それぞれの家路につきました。
我々は出発前に泊まったのと同じ松山駅近くのホテルに歩いて帰りました。ホテルのスタッフにも「環島、無事完走したよ!」と声を掛けたら、お祝いしてくれました。
夜はいつものように洗濯をして、夜市でごはんを食べて、そして途中で話題になっていた、環島番組を見て、おやすみなさい~。

DAY9 礁渓→台北
・走行距離:87.84 km
・獲得標高:630 m
台湾最終日
ちなみに翌日は…、フライトまで少々時間があったので、もう一度松山駅で記念写真を撮って、
それからマッサージのお店へ。礁渓温泉ほどの強押しではありませんでしたが、しっかりほぐしてもらい、骨抜きにされてから帰りました…。
帰りは桃園空港→成田空港と、行きとは違うルート。MRTに乗って空港から帰りました。
ツアーメンバーのグループLINEでは、同じように帰国する人たちの挨拶LINEが行き交っていましたが、地元の人たちは今日から出勤している人もいれば、欧米からきた方々など、そのまま台湾に長逗留される方も。

それにしても、この企画に一緒にノリノリでエントリーしてくれたヨメさん。
もともとはそれほどのチャリダーでもなかったのに、環島に向けてしっかりロングライドの練習をして、このツアー中は自分よりも元気に前の集団で走るほど笑
1人でも楽しめただろうけど、やはり2人で行けたからこその楽しさ、日本語が話せる人がいない環境下での安心感、がやっぱりありました。ほんとありがとう!!
いやー、しんどかったけど、それ以上にとっても楽しいツアーでした!!
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